初心者ドライバー試乗記

免許取り立ての若者が、初心者ならではの視点で試乗レポートしています。

ルノー・トゥインゴ ゼンMT 【試乗】フレンチベーシックの香り漂う名車だ!

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こんにちは。

初心者ドライバー試乗記のhamoです。

 

さて、今回は少し前から気になっていたルノー・トゥインゴ ゼンの試乗レポートです。ルノーといえばフランス車。トゥインゴはルノーにおいて最も小さいAセグメントのクルマです。最大の特徴はRR。RRとはリアエンジン・リアドライブの略で、現在新車購入できる車ではポルシェ991等に限られる非常にレアな構造です。そんな特殊なコンパクトカーに途中からMT設定が追加されました。トゥインゴはインテンスという売れ筋のグレードとゼンと呼ばれる快適装備が簡素化されたモデルに分かれ、MTが追加されたのは後者のゼンとなります。欧州ホットハッチでMTモデルが追加されることはよくあることなのですが、装備が簡素化されたモデルにMTモデルが追加されるということ自体極めて稀ということもあり、試乗に向かうことにしました。

 

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○エクステリア

目尻がキリッとした車が多い昨今、少し気の抜けたフロントマスクは新鮮な印象すら与えます。バックガラスが黒色となっていて非常にオシャレ。ホイールはまさかの鉄チン。ホイールカバーが付いてるはずなのですが、なぜか付いていない。でも、いいじゃないですか。性能には影響しませんもの。

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○インテリア ※写真はATモデル

簡素化されたグレードも相まって華美な装備は一切ありません。ナビはなし、エアコンもマニュアルです。しかしステアリングはちゃんとレザー。簡素化させつつ、ドライバーにとって重要な箇所は妥協していない。このメリハリって大事だと思います。何から何まで豪華にする必要など全くないのです。

 

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○ドライビングポジション&ペダルレイアウト

トゥインゴ最大の欠点と言っておきましょう。右ハンドルゆえ、フロントタイヤが足元に張り出しペダルが左にオフセットしています。その影響でフットレストもなし。長距離ではキツそうです。何よりブレーキペダルが脚の中心よりかなり左側にあるので踏み間違える危険性があります。慣れてしまえば問題ないのかもしれませんが、急制動時や後退時にやらかす可能性が高いです。事実、ドラポジを合わせるためにNレンジの状態でブレーキペダルを踏んだときエンジンがブーンと回ったのには驚きました。自分では意識してかなり左側を踏んだつもりでいたのですが、そこはまだアクセルペダルの中央。少し焦りました。

 

試乗に続きます。

 

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○パワートレイン&シフトフィール

エンジンは直列3気筒1リッター自然吸気エンジン。ATモデルだと0.9Lターボも選べますが、MTは自然吸気のみとなります。普通に街乗りする分にはパワー不足感はなく、ハイパワー車と比べ回転数を上げてブンブン走れるので気持ちいと感じました。シフトフィールも良好で自分のリズムで街を駆け抜けることができます。周囲に威圧感を与えず、鼻歌交じりに車を楽しむというのがトゥインゴの走り方かもしれません。輸入車MTの共通の問題としてハンドル左側にウィンカー&シフトレバーがあるので右左折するときは左手が忙しなく動かす必要がありますのでご留意を。

 

ちなみにトゥインゴにはタコメーターがありませんので基本は感覚でシフトアップすることになります。スマホを装着することによってスマホ画面にタコメーターを表示させることもできるそうです。面白い。

 

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○ハンドリング

一言で「素直」です。私はFFのどっしりとしたハンドリングが好みで、FRのような前輪に荷重がかかっていない感じが苦手で、特に雨の日の高速道路はFRで走りたくないと思っています。今回のトゥインゴも前輪が駆動輪ではないので些か不安に感じていたのですが全くの杞憂。試乗した日は雨で路面状況も決して良くはなかったのですが、普通に走っていくのです。水溜りに突っ込んでも普通に乗れる。RRである以上、もっとひらひらするのかと思いきや意外でした。

 

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○乗り味

普通に乗り心地は良好です。見た目想像していた足回りのバタバタ感やピョンピョン感は皆無。意外なほどしっかり走ります。普通に街乗りしている分には全長の短さを感じさせない仕上がりになっていて気に入りました。

 

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※トランク下にエンジンが搭載されています。

○安全性

ペダルレイアウトを除けば、簡素化されたグレードにも関わらずサイドエアバッグやESC、簡易的なクルーズコントロールなど必要十分な装備が付いています。自動ブレーキ等はありませんが、最低限の安全装備としては十分ではないでしょうか。

 

○デメリット

先述したペダルレイアウトの狭さに加え、60km/h前後での遮音性が気になりました。エンジン音は気にならない分、路面からのロードノイズが気になります。この点が改善されるとより良い車になるのではないか? と感じました。

 

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○最後に

トゥインゴはホットハッチではなく、純粋な欧州本国仕様コンパクトカーです。快適装備が充実する一方で走りを疎かにする車が多い中、シンプルにクルマとしての本質を提案しています。装備が簡素化された車にありがちな「安物感」もなく「私には私なりの生き方があるのさ!」と語りかけてくるような雰囲気はトゥインゴならでは。素のゼンというグレードだからこそ際立つのかもしれません。お値段も手頃なので、国産車をお考えの方も一度乗ってみては如何でしょうか? こうして試乗レポートを書きながら、早くも再び乗りたくなっています(^^)

 

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